がんばらない英会話

毎日、目についたネタを手当たり次第に。てゆーか、ほぼ闇雲(笑)。
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女優炎上
ソンドラ・ロック

ソンドラ・ロックって覚えてますか?

昨日も書いたように10年以上の前の映画雑誌が出てきたのでパラパラとめくっていたら、ソンドラ・ロックの記事を見つけちゃいました。なつかしー。あ、サンドラ・ブロックじゃないですよ。ソンドラ・ロック(写真上)。

ソンドラ・ロックは1970年代から80年代にかけて、クリント・イーストウッドとよく共演していた女優さんで、プライベートでもイーストウッドの恋人として有名でした。ただ、のちに別れ話がもつれて最後は裁判にまで発展。その一件があって以来すっかり見なくなっちゃいました。

なんかそんなことあったなー、とぼくも久しぶりに思い出しました。

で、たぶん10年前はちょうどその裁判が泥沼化していた頃だったんだと思います。その映画雑誌にはある女性からのこんな投稿が載っていました。

I started the article on Sondra Locke fully prepared to sympathize with her plight. I hate it when women are victimized.
→(前号の)ソンドラ・ロックについての記事を、わたしは彼女の窮地に心から同情しようと思って読み始めました。女性が犠牲になるのは本当に嫌なことです。

なるほど、女性陣はやはりロックに同情的だったわけですね。

ちなみに「読み始める」は「started to read」など言わなくても上のように「started」と言えばじゅうぶんだとわかります。

1文目の最後に出てくる「plight」は「窮状」「苦境」などの意味です。この言葉が面白いのは、古い英語では「婚約する」ことを意味したらしいことです。「結婚」がやがて「苦境」という意味に転じたのは、ちょっと真理を突いている気がして興味深い(笑)。

2文目の「I hate it when〜=〜なのは本当に嫌なんだ」という言い方も覚えておくと便利そうです。

ところが、この投稿者はすぐに舵を反対側に大きく切ります。

But after reading it, I can't believe this woman dares to identify herself as a victim.
→でも、記事を読んでみて、この女性が大胆にも自分を犠牲者だと思っているのが信じられませんでした。

おっと、いきなり怪しい雲行き(笑)。特に、文中で名前を使わずわざわざ「this woman」などと書いてるあたりに悪意を感じます。

しかも「she dares to identify herself as a victim=彼女は自分を犠牲者だと平気で位置づけようとしている」ですからねえ。英語の例文としては参考になりますけど(笑)。

彼女がこのようなことを言うのには、理由があります。

Her entire career was based on the fact that she was Clint Eastwood's girlfriend. When they broke up, Clint's studio agreed to give her a three-year, $1.5 million deal-plus she received a house and an extra $450,000 from Clint.
→彼女のこれまでのキャリアは、クリント・イーストウッドの恋人だったからこそ勝ち得たものだったはずです。ふたりが別れたときには、クリントのスタジオは彼女に3年で1500万ドル(約17億円弱)も払うことを約束していますし、おまけに彼女はクリントから自宅と45万ドル(約5000万円弱)を余計に受け取ってもいるのです。

つまり、「もらうモンもらってんじゃねーか」とこの女性は怒っているわけです(笑)。

1文目の「based on the fact that〜=〜という事実に基づいて」は覚えておかないといけませんね。

2文目の「break up=恋人と別れる」も恋愛英語(?)の基本イディオム。ちなみにこの言葉を使う場合はたいがいだれかが別れたあとのことなので、上のように「broke up」と過去形になることがほとんどのような気がします。って、なんの解説だよ。

さて、投稿のつづき。

Poor baby. She was guaranteed time, not pictures. They don't owe her a thing. If Ms. Locke truly wishes to become a director-producer-whatever, she should try the independent route and get over it, and get on with her life.
→かわいそうに。彼女は時間をもらえましたが、映画はもらえませんでした。彼らはもはや彼女への借りはひとつもありません。もしロックさんが心から監督だかプロデューサーだかをやりたいのであれば、自分の力でその方法を探し、困難を乗り越え、そして前向きに生きていくしかありません。

ありゃりゃ、最後は諭されちゃった。

この前の号を読んでいないのでよくわからないのですが、おそらくロックは「監督とかプロデューサーに挑戦したい。その面倒をイーストウッドは見るべきだ」というようなことを述べたんでしょうね。そのことが「a director-producer-whatever=監督でもプロデューサーでもなんでもいいけど」という書き方に表れています。でも、結局ロックが勝ち得たのは(「時間」を買うための)お金だけで、「She was not guaranteed pictures.=映画(を監督したりプロデュースしたりする機会)は保証されなかった」わけです。

文頭の「poor baby」は直訳すれば「かわいそうな赤ちゃん」ですが、相手が大人でも誰でも使います。もっぱら、女性が使う言葉ですね。だいたいは、心底参っている相手に母性を見せて慰めるか、上のように皮肉を込めて言うか(笑)のどっちかでしょうね。

「guarantee」は上の「she was guaranteed time」ように受け身形にして、そのまま「〜を保証される」という意味で使えます。「give」と同じようなことですね。

「They owe her a thing.=彼らは彼女に借りはひとつもない」も覚えておくと便利です。「I owe you nothing.=お前なんかに借りはない」とか「I owe you everything. =すべてきみのおかげだ」とか、「You owe me one.=これは貸しだぞ」とか、いろいろと応用がききます。

2文目の「Ms. Locke」という呼称も、わざわざ丁寧にすることで嫌みな感じを出しています。いわゆる慇懃無礼というやつでしょう。

最後は人生訓3連発。「try the independent route=自分の道を探る」「get it over=困難を乗り越える」「get on with one's life=人生を前向きに生きる」は、どれも覚えておいて損はなさそうです。いろんな意味で(笑)。

まあ、ロックが一方でちゃっかりお金をもらっておきながら、他方で「もっと面倒見ろ」とゴネたのが誰にも支持されなかったんでしょうね。ほかにもふたつ投稿が載っていましたが、どちらもロックを非難するものでした。

なんか、こんな例、ほかにも知ってるなあ。

小柳ルミ子。
| むっしゅ | 英会話 | 00:57 | comments(12) | trackbacks(0) |
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こんな夜中ですが、たまたま地方局で「ガントレット」を観て、ソンドラ・ロックに興味を持って検索したらここに来てしまいました。
映画(後半1時間弱しか観てませんが)の中ではすごく素敵な女優さんに見えたのに、
クリントイーストウッドと裁判になるほど泥沼離別を読んでちょっとがっかりしてしまいました。
人生ってこんなものですかね?

コメントしようと思った理由は映画とはまったく関係ないのですが、
管理者さんの書かれている文中で
「They owe her a thing.=彼らは彼女に借りはひとつもない」
「I owe you nothing.=お前なんかに借りはない」
この二つの文ですと両方とも「借りはない」ということを言っているのですが、
上の英文を見ると「彼らは彼女に借りが"一つ"ある」という感じに思えるのですが・・・。
ま、そういうものなんだよ、ということであれば納得なのですが、英語を少し勉強中なので気になりました。

「がんばらない英会話」これからも読ませていただきますね!
| hiroshi | 2008/01/27 3:16 AM |
>hiroshiさま

はじめまして。1年半以上前の、しかもサンドラ・ブロックの記事にひっかかってこのブログにたどりつくかたがいらっしゃるとは!(笑)

ひさかたぶりに自分で書いた記事を読み直してみて、以前は案外丁寧に英語をしてたんだなあと、現在の自分をちょっとだけ反省してみたりして。

ちなみにご質問にある「They owe her a thing.=彼らは彼女に借りはひとつもない」は、おっしゃるとおり「They don't owe her a thing.」の間違いです。

これでバレてしまったと思いますが、毎回ろくすっぽ推敲もせずに更新しているブログですので、またお気付きの点があったときにはご指摘いただけると助かります。

今後ともよろしくお願いします!

| むっしゅ | 2008/01/29 8:57 PM |

> 、おそらくロックは「監督とかプロデューサーに挑戦したい。その面倒をイーストウッドは見るべきだ」というようなことを述べたんでしょうね。

当然ですが、私も前の号を読んではいないので該当記事の詳細は不明ですが、概ねその通りですね。

私が言うのもナンですが、この件はやっぱりイーストウッドに分が悪いですよ(笑)。


高額の手切れ金を欲しがったロックに対しイーストウッドは、「3年間、自分の好きな企画を自由に出来るようワーナーと話をつけておいてやるから」とし、その監督保証金としてワーナーから150万ドル(文中では1500万ドルになってますが・笑)出させ、ロックはすぐに飛びついて契約、慰謝料は無しとしたのです。

で、張り切るロックはどんどん企画をワーナーに出すも、3年間一向にOKが出ない。
怪しいと思ったロックが調べてみると、最初からワーナーは彼女の企画など一切通す気はなく、空契約だったことが判明。

実は150万ドルはイーストウッドのポケットマネーからで、映画を作りたくて辛抱たまらんロックの心情を利用し、高額の慰謝料払うなら150万ドルくらい安いものと、ワーナーと組んで一芝居打ったというわけです。

ほとんど詐欺みたいなもんで(笑)、この事実が法廷で暴露され、イーストウッド、そしてワーナーとの裁判はそれぞれ和解、実質的には彼女の勝利って結果です。

この件の詳細は、文藝春秋社・文藝新書「ハリウッド・ビジネス」(ミドル・モール著)に書かれていますので、立ち読みでもどうぞ。

いやあ〜イーストウッドって、ホントに“鬼”ですね!
この件を知って、私は彼がますます好きになりましたが、通常、信者の前でこの話題はタブーとされておりますので、お気をつけ下さいませ(笑)。
| しずま | 2008/01/31 2:38 AM |
>文中では1500万ドルになってますが

あああ、本当だ、「$1.5 million」は確かに「15万ドル」の間違いですぅぅぅ。

1年半前の記事にいまさら2ヶ所も誤植が見つかるなんてorz

それにしても、さすがしずまさん、イーストウッドのことなら抜け目なくなんでもご存知ですね!

この件の場合、結局イーストウッドがUnforgivenだったというオチだったんですね(笑)
| むっしゅ | 2008/02/02 5:19 PM |
↑さらに間違えてるorz

1.5 million=150万ドルです!
| むっしゅ | 2008/02/02 11:28 PM |
イーストゥットにはがっかり。さすが政治家になるだけの.
恥しらずですかね。どれが真実?
| 焼けた木片 | 2009/05/16 4:27 AM |
焼けた木片さま

いまごろの返答でごめんなさい!

この記事へのコメントというより、上のしずまさんの書き込みへのコメントという理解でよろしいでしょうか?(笑)

この件に関して、個人的には「どっちもどっち」な気がします……。
| むっしゅ | 2009/06/09 2:35 PM |
最近 アウトローと ガントレットをみてソンドラ ロックに 興味があって ここにたどりつきました。
イーストウッドは70年代 80年代の作品が好きです。
最近のは 観てません。
人妻である ロックと強引に付き合って 別れるときは
こんな感じですか?アウトローや ガントレットを 見る限りは、、イーストウッドは、彼女のことをすごく愛しているように みえますが。ロックの暴露本も英語版ですが、手にはいりますので 読んでみようかな?




| sonndora | 2009/07/18 11:12 PM |
>sonndoraさま

コメントありがとうございます!

「アウトロー」や「ガントレット」はぼくも好きな映画です。昔観たときには、まさかその後イーストウッドがこんな大御所監督なってしまうとはまったく思っていませんでしたが。

イーストウッドとソンドラ・ロックの別れ方がそんなにイヤーな感じになってたとは、上のしずまさんのコメントを読むまでぼくも知りませんでした(笑)

しずまさんのサイトはイーストウッドの情報源としてたいへん貴重なので、参考までにアドレスを貼っておきますね。

「MALPASO WORK」
http://members.at.infoseek.co.jp/ashby/index.html


それにしてもこれ、時間が経ってもコメントがつく不思議な記事だなあ……(笑)
| むっしゅ | 2009/07/24 2:43 AM |
ロックの暴露本 (というか 彼女の自伝みたいなものでした)。ざっと、読みました。
したたかな ツヨ〜イ女性の生き方って感じがして、どうも私には 共感を覚えませんでした。
ロックは イーストウッドと同棲するようになっても ちゃんとした 夫がいて 現在も結婚生活を続けているようです。彼女は ひもみたいな夫との生活を守るため、(失礼)イーストウッドを 利用したようにも とれます。
イーストウッドに 堕胎をしいられたみたいなこと いってますが、他人の女房であるロックに 子供を産ませるわけには いきませんものね。
ハリウッドってなんでもお金にしてしまうビジネスなんでしょうか?
ロックは 2000年以降 映画界からは 姿をけしてしまったわけですが、多額の和解金をもらって 悠々自適に 暮らしているんじゃないかな〜?なんて思います。それとも、別の形のパトロンをみつけたのかも?
ある意味 うらやましい女性の生き方です。

でも アウトローでの イーストウッドがロックをみつめるときのやさ〜しい笑顔。あんなやさしいイーストウッドの顔は 他の映画では みられません。
むっしゅさまの、サイトにたどりつき 久々に辞書片手に
洋書を読むことが できました。
ありがとうございます。
| sonndora | 2009/08/07 9:16 PM |
私の書いた前回の文、削除お願いします。ロックの暴露本、じっくり 読むと まったく違った感想になりました。ロックは 愛を求めてすがりついていた女性だけだったように 思えます。ちっとも 強い女性じゃないし、男性に従属する自立できてない女。したたかな女と思ったのは 夫がいるのに、慰謝料を請求する ずうずうしい女性と思ったからです。結果からみて判断し、彼女の本を よく 読んでいませんでした。本を読んでみると、
イーストウッドの彼女にたいする愛情は、まったく 感じられなかったです。

私が ロックの暴露本を読んでみようと思ったのは、
彼女が イーウトウッドとの家を追い出されるとき、
鍵を 変えられてしまって家に入ることが出来なかったと
いうことを知ったからです。私も 前夫から、 これと同じことをされたことが ありましたから。そこまでしたイーストウッドは どういう人なのか?知りたかったので ロックの本を読んでみました。イーストウッド側から 書かれた本は 彼にたいしてマイナスなことは 書きませんものね。
イーストウッドの性格は 残念ながら 私の前夫と似通っている部分が あり、彼のファンには なれないなあ〜って
思いました。
ロックは 現在 夫とは 籍は そのままで また 別のパートナーと暮らしているみたいです。ずっといっしょにいてくれるなら なんでもするわ〜。
そんな彼女の声が聞こえてきそうです。この本読んで
さびしく むなしい気持ちになりました。

| sonndora | 2009/09/04 1:46 PM |

テ○ポの裏スジぺろぺろされんの超やばいって!!!!
プシャァァァってシャワーみたいに発射しちまった!!(汗)

10万もらったけど、ドーテーにはレベル高すぎるわwwwww
http://9vwq0fr.japan.rezque.info/9vwq0fr/
| 佐藤君 | 2011/03/26 2:30 AM |









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